【合格記】TES(繊維製品品質管理士)を受験した結果☆ココを気を付けて事例の合格を目指す!
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***こんにちは!みいここです。***
今回は繊維製品品質管理士を受験したのでその様子をレポートします。
私は繊維系の学科を卒業したのでTESを受験する学生も多かったです。
学生時代に取れば就職にも有利だったのですが、1科目だけ不合格だったので就職してから再度受験しました。
繊維系の学部、会社の方には馴染みがあるかと思いますが、そんなに有名ではない資格ですよね。
でもアパレルやテキスタイル会社の就職にはとても有利な資格なのでご紹介します。
1.TES(繊維製品品質管理士)ってどんな資格?
・どんな知識が身に付く?
繊維製品の品質・性能の向上を図ったり、繊維製品の品質について消費者からクレームが出ないように、それらの製品の製造や販売を行う企業のなかで活躍するスペシャリストです。
つまり、繊維製品に何か問題があったときに問題を解決するまでの知識を持つことが必要だということです。
・どんな会社、業種の人が持っているの?
消費者センターや検査機関、大手アパレルメーカーには資格保有者が多くいます。
クレーム対応や品質管理の業務をされている方に多いようです。
私が受験した時も30代から50代と幅広く多かったですが、20代の人は少なかったと思います。
年齢が若いほど持っていると有利かと思います。
・試験の内容は?
(1)繊維に関する一般知識
(2)家庭用繊維製品の製造と品質に関する知識
(3)家庭用繊維製品の流通、消費と消費者問題に関する知識
記述式試験
(1)事例
(2)論文
この5科目がすべて合格した場合のみ資格取得となります。
この記述式試験が難しいんですよね。。。
私は『事例』が本当に苦手でした。
私のまわりも『事例』か『論文』で不合格になる人が多かったです。
2.受験勉強の日々
テキストが何冊かあります。それを使って勉強していくんですが、なかなかボリュームのあるテキストです。
こんなことならもっと学生時代に暗記しておくんだったと後悔しました。
私の短答式試験の勉強法はただただテキストを読んで過去問をやることでした。
ちなみに過去問の例はこんな感じです↓
http://www.jasta1.or.jp/news/tes-examination2901.pdf
(日本衣料管理協会のページに移動します。)
そして苦手な記述式試験はひたすら書いて覚えました。
問題にこのワードがでたらこの切り替えしで答えるというのを叩き込みました。
3.いざ受験日!
受験日は7月の第3日曜日が多いようです。
3連休の中日に試験なんですね!☆試験日の変更が発表されました。
◆TES試験日の変更
TES制度の発足当初から現在に至るまで、TES試験は7月の第3日曜日に実施してきましたが、2019年の試験から7月の第2日曜日に変更して実施します。
私が受験したときは武庫川女子大学が会場でした。
午前中から試験、お昼を食べてまた午後から試験です。
午前中は空いてる席も多かったんですが、事例と論文の時間になると人が増えてきました。
やはり事例と論文が難しいんだなと気合が入りました。
1日中頭を使ってぐったり疲れたのを覚えています。
そして9月中旬に結果が・・・!
不合格でした!!
5科目中1科目が不合格でTES取得は叶いませんでした。
すっごく落ち込みました。あんなに勉強したのに。。。
このとき大学3回生だったので「就職のときに履歴書に書けない!」と思って悲しかったです。
結局就活のときは履歴書に『TES取得中(4科目合格)』と書いたんです。
こんなふうに書いていいのかなと思ったんですけど、繊維業界の面接では100%でTESの話を振られたので良かったと思います。
結果、入社することになった会社には「在学中に合格します」と面接のときに言ったんですが在学中の合格はできませんでした。
ここから同期と一緒に2年連続受験することになるのです。
4.いざ受験日!(2年目)
事例だったので1年目のような緊張は全くなく、友達と一緒に家族の車で送ってもらって行き帰りは楽しかった思い出です。
これでTES受験は終わりだと本当に思っていたので、終わってからは解放されたように嬉しかったです。
そして9月中旬の発表で結果は・・・!
不合格でした!!!(2回目)
在学中の取得は叶いませんでした。
友達は合格でした。
圧倒的に勉強量の差でした。
『事例』だけだと思って直前に勉強したのがダメだったと思います。
そして事例は3問から1問選んで回答するのですが、その対策ができていませんでした。
また来年受験することが決定!
5.いざ受験日!(3年目)
入社1年目でした。ちなみに不合格のことは内定したあとに人事の方に報告しました。
笑ってくれました。良かったです。
そして受験日!今までは一人か友達とだったんですが、会場には同期や先輩がたくさん。
まだ顔を覚えられてない他部署の方にも挨拶して着席するのが大変でした。
また違った緊張感がありました。
そして9月の発表・・・!
ついに!
ついに!
合格しました!!
やっとです!
人事の人に就業中に封筒をもらうんですが、大きめの封筒だったので合格だ!と思いました。
合格した他の同期と一緒におめでとうと声をかけてもらいました。
やっと7月の連休の中日がフリーになる!と心底嬉しかったです。
認定証が届きました↓
6.絶対に押さえておきたい『事例』のポイント
事例は3つ用意された問題から1つを選択して回答する形式です。
ここで私は1つに狙いを定めました。
出題傾向をじっくり見ていきました。
主に出題されるものを分けると以下です。
- 外観の変化(摩耗、毛玉、毛羽立ちなど)
- 汚染、変退色(生地が赤くなる、黒ずみなど)
- 損傷(プリントの剥がれ、縫い目のきわつきなど)
- 黄変、白化(汚れ、酸化など)
私は3年目の受験の時は『汚染、変退色』『黄変、白化』の2つに絞って勉強しました。
私の周りだけかもしれませんが、事例の合格者のほとんどがこのどちらかで合格していました。
私は1年目、2年目は『損傷』で回答しましたが確かに難しい印象でした。
ひたすら『汚染、変退色』『黄変、白化』の事例を読んで暗記していきました。
問題は以下の4問なので全部答えられるように覚えました。
- 発生原因の究明のための観察ポイント
- 考えられる発生原因
- 試験方法
- 再発防止の対策(企画、生産、表示の面から)
○試験方法はJISの何番の何試験かを明確に書く
試験が始まったら覚えている限りの試験名を余白に書いておきます。
○正しく自信のある情報だけ書く
いっぱい書きたくなりますが、間違った情報だと減点されます。
私も可能性のあるワードは全部使いたかったんですが、ちょっとでも疑わしい言葉は使わないようにしていました。
そして頼りになるのが対策講座です。
こういった対策講座を受講することで問題の理解が深まります。
あとは過去問から理想とされる回答の流れを覚えてみてくださいね。
事例の例題はコチラ↓
http://www.jasta1.or.jp/news/tes-examination2904.pdf
回答はコチラ↓
http://www.jasta1.or.jp/news/tes-answer2904.pdf
対策講座はコチラ↓
7.合格した感想
やっと合格できて嬉しい限りです。
聞いてはいましたがやっぱり難しい資格でした。なので合格した喜びもひとしおです。
試験時間も長いし、受験日も年に1回しかない厳しめの資格でした。
取得すると会社によっては優遇されたり就職に有利になるのは身を以て感じました。
私は3年かかって合格しました。心折れそうなときもあるかと思いますが、諦めたら今までの頑張りがもったいないのでぜひ合格まで頑張りましょう!
ときには休憩して息抜きしてくださいね。
あなたの合格を祈っております!!
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